『御嶽かるた』制作、はじめました。

御嶽かるた

お久しぶりです。
ブログはすっかりご無沙汰していましたが、この夏、私はひたすら『御嶽かるた』を作っていました。

2年前にふと思いついた企画で、これまで少しずつ進めてきましたが、この夏、一気に動き出しました!

なぜ『御嶽かるた』なのか?

 プロフィールにも書いていますが、私は御嶽山の山小屋で働いていた経験があります。3000m近い山小屋で過ごす時間は、登山者にとって特別なものです。

 お昼どきを過ぎて、早く山小屋に着いた登山客が、居間でお酒を飲んだり、談笑したり、本を読んだりと、それぞれがくつろぐ姿を見るのが好きでした。その中で、ウノやトランプをするグループや子どもたちを見ることもしばしばありました。アナログゲームで楽しめる空間がある山小屋はいいなと実感していました。

 そこでふと、私が暮らす群馬県の『上毛かるた』を思い出しました。いわゆる「郷土かるた」は、おそらく各地にあるでしょう。その土地の魅力が詰まっており、楽しみながら学ぶことができ、さらに子どもにも伝わる内容で書かれています。

そこで、思いつきました。
「もしかして、『御嶽かるた』っていうのがあったらすごくいいのでは?!」

そして、私がいつもモットーにしている「御嶽山を分かりやすく伝えたい」という目的が合致して、「よし『御嶽かるた』を作ってみよう!」と動き出しました。それが2年前になります。

『御嶽かるた』はどんな内容?

御嶽山には、信仰や文化、自然、歴史など、知れば知るほど面白いことがたくさんあります。一方で、専門的な用語も多く、「興味はあるけれど、少し難しい」と感じる方もいるかもしれません。

そこで『御嶽かるた』の登場です!御嶽山を語るうえで絶対に外せない大切なキーワードを限られた文字数で表現する。そんな『かるた』は、御嶽山を身近に、楽しみながら知ってもらうのにぴったりではないかと思いました。

そうして、まずは読み札を作りました。御嶽山を語るうえで外せないキーワードは本当にたくさんあります。例えば、「お」は「おんたけさん」、「か」は覚明さん、「ら」はライチョウなど、まずはそれらを書き出し、当てはめやすい札に組んでいきました。そして、限られた文字数で「5・7・5」のリズムを意識しながら、自分の想いを込めて言葉を選んでいきました。

 札に入れるキーワードを探すよりも、むしろ大変だったのは「どれを削るか」という作業でした。

取り札は通常イラストが多いですが、『御嶽かるた』では、実際に私が撮影した写真を使用することにしました。私が御嶽山に通う中で撮りためてきた写真を使っています。どうしても自分では用意できないものや、ぜひ使わせてほしいと思った写真については、友人に提供してもらいました。

2年前にできていたプロトタイプ

実は、2年前に思いついて作った『御嶽かるた』のプロトタイプは、わずか半月ほどで完成しました。〈随時加筆!〉御嶽かるたを作ろう!

ポストカードに読み札と取り札を印刷し、1セット出来上がりました。そのたった1セットのサンプルと全札のリストを手に、そこから1年かけて、友人や知人、山小屋関係者に、意見を聞いて回りました。

「御嶽かるたを作っています」
「こんな札ではどうですか」
「写真はこのように載せてもいいですか」
「この内容で伝わりますか」

など、サンプルを見せながら意見を伺いました。実際にかるたをやってもらえる機会もありました。その中でいただいた意見をもとに、さらに1年かけて、何度も少しずつ修正・変更を重ねていきました。

そして今年!

いただいた意見をもとに、45枚の札の内容が完成しました!

しかし、45枚の札だけでは、やはり伝えきれないことがあると分かり、補うための解説が必要であると思い直しました。そこで、裏面を使って解説を入れることになりました。

この解説を作るのが意外と大変でした。制作を進める中で、「御嶽山を知らない人が読んでも伝わる内容」を改めて意識し、「御嶽山の何を伝えたいのか」を自分に問いかけるきっかけにもなりました。

そして現在、『御嶽かるた』を紹介する冊子を作っています。どのようにみなさまにお披露目するか、あれこれを考えているところです。2年前に思いついた『御嶽かるた』はたくさんの意見をいただきながら少しずつ形を変え、ようやくここまで来ました。

まだもう少し作業は続きますが、早くみなさまに見ていただけるよう、あと少し頑張ります。

つづく

 

 

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