高針心願講と御嶽山

前に剣ヶ峰けんがみねの大日如来像について紹介しましたが、この大日如来像だいにちにょらいぞうは昨年２０２３年に新しく奉納されたものなんです。

今回はその経緯と、建立こんりゅうに関わった高針心願講たかばりしんがんこうさんの活動＆功績を紹介いたします。

｢大日如来像｣建立の経緯
三ノ池の祠
初春姫大神の石柱復元
牛王宝印Tシャツも！

｢大日如来像｣建立の経緯

剣ヶ峰けんがみねにはもともと大日如来像だいにちにょらいぞうが祀られていましたが、どうやら２０１４年の噴火によって破損したようなのです。

噴火以来、長らく剣ヶ峰けんがみねは立ち入り規制されていましたが、２０１９年に解除されました。
その時ある御嶽講おんたけこうの先達せんだつさんが登拝しましたが、破損していた大日如来像だいにちにょらいぞうが目に留まって悲痛な想いをされたようです。

その後、先達さんが御嶽山登拝１００回を終えた機に、寄付を募って新しく開眼奉納かいがんほうのうされたのが現在の大日如来像だいにちにょらいぞうです。

新しい大日如来像だいにちにょらいぞうの建立こんりゅうに尽力なさったのが、名古屋市に所在する御嶽講社【高針心願講たかばりしんがんこう】の、大鐘龍昇おおがねりゅうしょう先達せんだつです。大鐘おおがねさんには個人的にも大変お世話になっており、このブログ内でもいくつもの資料を提供していただいています。また貴重なお話をいつも聞かせていただいております。

２０２３年の７月８、９日に行われた開眼奉納かいがんほうのうの様子は、下記のリンクをご覧ください。破損前の大日如来像だいにちにょらいぞうや、奉納の様子の貴重な写真が見られます。

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三ノ池の祠

高針心願講たかばりしんがんこう大鐘龍昇おおがねりゅうしょう先達せんだつが発起人となって立ち上げたのは大日如来像だいにちにょらいぞうだけではありません。新しく三ノ池に白龍王はくりゅうおうを祀った祠ほこらが建立されました。

三ノ池は、御嶽信仰における大切なお池で、この池には龍が棲すむと伝えられ、水は御神水ごしんすいとして信者さんたちに大切に扱われてきました。昔、台風の影響で祠ほこらが倒壊し、長らく祠ほこらがない状態でしたが、昨年２０２３年の８月１９、２０日に、三ノ池白龍祠はくりゅうほこらとして開眼奉納かいがんほうのうされました。

その様子も下記リンクからご覧ください。
神々しい朝日の元、祠ほこらの除幕式の写真が掲載されています。
ニノ池山荘のページには、昔の祠の貴重な写真も上がっています。開眼除幕式にはニノ池山荘の支配人小寺祐介こでらゆうすけさん、強力ごうりきとして倉本豊さんや角間洋平くんも同行していました。
御座見学でお世話になった出生講しゅっしょうこうの先達さまもおられます。