御嶽講の登拝を追え!?強力取材①

御嶽山の強力

その日は突然やってきました!
朝の6時に中の湯登山口を出発します!
もっと早く出発したかったのですが、前日の予定の都合でこの時間になってしまいました。
寝不足ではありますが、若干急ぎめで登っていきます!

早朝の乗鞍岳と北アルプス

御嶽講を追いかけてます!

06:00 中の湯登山口(六合目)
06:40 行場小屋(七合目)を通過
07:20 女人堂(八合目)到着のち少し休憩
結構ハイペースで上がって来れました。
急ぐのには理由があります!

「さーんげさんげ!(さーんげさんげ!)」
「ろっこんしょうじょう!(ろっこんしょうじょう!)」
という声が山に響いて聞こえてきました。
遠く見える石室山荘より300m下方、白装束の集団が姿を現します。人数が多いため、ゆっくりゆっくり進んでいきます。

懺悔懺悔さんげさんげ六根清浄ろっこんしょうじょう」といえばもう分かったでしょうか?
今回の任務はそう!

御嶽講おんたけこう】の登拝とうはい見学と随行ずいこうです!何とか石室山荘での合流に間に合いそうだ!
心がはやる!

白装束の集団が石室山荘へ到着していく

無事に合流なるか?!

07:40 女人堂(八合目)を出発
08:20 石室山荘(九合目)へ到着!
馴染みの顔の青年が出迎えてくれました。
今回【強力ごうりき】を務めている私の友人です。彼は信者さんからの【強力ごうりき】を昨年から引き受けるようになりました。【強力ごうりき】については質問!強力(ごうりき)って何ですか?!をご覧ください。

年齢は32歳、精悍せいかんで素晴らしい体躯たいくと脚力の持ち主です。今回、御嶽講の強力をするにあたって日取りを教えてもらい、是非にと同行をお願いしたわけです。目的は御嶽信仰の重要な儀礼である【御座おざ】の見学、そして【強力ごうりき】という仕事を間近で見たいという、純粋な願い。どちらも御嶽山ならではの貴重な体験です。

御嶽講の方々と強力くんはこの日の夜中から出発し、各所で勤行を務めつつ剣ヶ峰を目指していました。
そんな私は、何とか追いつくために必死で上がったという次第です。
石室山荘で無事追いつけてよかった!

小屋への御礼品

08:40 石室山荘を出発
御嶽講へ随行ずいこうさせてもらいます。
強力くんは、往路は先達さんの荷物と小屋への御礼品を背負っていました。(ちなみに昨年は登りから信者さんの荷物を担いでいたそうです!)

一緒に最後尾について行きます。

登拝に随行&御座の見学しました!

08:50 覚明堂へ到着
ここで【御座おざ】が始まります。
見学許可をいただきました。
御座おざ】についてはまた次の記事で深く語りたいと思いますが、
初めてみる【御座おざ】は想像以上に衝撃的でした。

09:10 覚明堂を出発
剣ヶ峰へ向けて白い行列が青空に映えます。御嶽講の最盛期はこの行列が登山道を白く染めていた、という光景が目に浮かびました。

晴天の喜びと、神々たちへの呼びかけがこだまします。
「登らせ給え!導き給え!」と響きます。私も一緒に唱えました。
信者さんの中には80歳を超える方もおり、ゆっくり慎重に一歩一歩進んで行きます。

途中、最後尾の男性信者さんから、講の所在地や今回のありがたいご縁についてお話しさせてもらいました。

10:00 剣ヶ峰へ到着
そこで、最後の【御座おざ】が行われます。約1時間の御座を見学しました。
ここで私は一生忘れられない体験をすることになりました。

続きは次回御座見学でまさかの〇〇!強力取材②へ、お楽しみに!

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