【木曽の御嶽山】には非常に滝が多いです。
火山には滝が多いという話を火山の理科的知識とめぐみでも書きました。
どの滝も秘境感あって、しかもかなり独り占め率が高いのでおすすめです。
滝の記事として最初に書くのが一番の大物の【百間滝】になってしまいましたが、先日素晴らしい機会に恵まれましたので書かせてもらいます。
【百間滝】とは、落差約40mのかなり大きい直瀑です。背後には御嶽山の山体が控えており、まず遠目に見るだけでもかなりの圧巻と感動を味わえます。
同じ構図で、長野県製薬でも百草丸のデザインとして使われています。
この【百間滝】の展望所になっている、百間滝小屋までは道がありますが、6合目の中の湯登山口からは約一時間、4合目からの油木美林を通る道だと二時間近く歩かねばなりません。
そして御嶽山への登山道からは外れているのが、難点でもあり、また魅力でもあります。
【百間滝】への道は、危険な谷になっています。これも【覚明行者】が開いたと伝わっています。
おそらく御嶽講の絶世期は盛んに訪れた方も多かったと見受けますが、1984年の長野県西部地震の崩落で通行不能に陥りました。地元の【強力1】の協力で復元されているものの、現代では限られた信者さんだけが滝行に赴く、言わば聖地のような存在。
一見さんや、私のような一般人は立ち入ることが許されない神聖な場所であります。
【百間滝】は遠くから見て満足していた矢先でしたが、
なんとこの度【百間滝】まで随行する機会をいただきました。
経緯としては、とある御嶽講ご一行さまが、この度【百間滝】へ滝行へ行かれるとのこと。
その案内人として、現在も御嶽山の【強力】としてお仕事されてる男性が、同行を許可してくれると言うんです。その強力さんは、もともと個人的にも知り合いのため、私はこの話に飛びつきました。
(【強力】については質問!強力(ごうりき)って何ですか?!で紹介しています)
- 百間滝へ行ける
- 信者さんの滝行が見れる
- 強力さんの仕事が見れる
とまあ、昨年から気になっていたリストが三拍子揃ったので、なんとか都合をつけて随行して参りました!
次回はいよいよ核心部いざ【百間滝】滝行へ随行!
乞うご期待ください!
- 強力(ごうりき)とは、登拝する信者に同行し、案内や荷物の担ぎ手をする人の名称。歩荷とは全く異なる存在。 ↩︎