御嶽山の信仰

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初代・普寛講の痕跡②太元講

初代・普寛講ふかんこう(御嶽講おんたけこう)の中でも、最も歴史あると言われている御嶽講を紹介しています。今回はその続きです。順明行者の太元講!前回紹介した高砂講たかさごこうと並んで、木曽の御嶽講で最も古いと言われているのが太元講たいげんこう...
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初代・普寛講の痕跡①高砂講

先回、【覚明講かくめいこう】のルーツを辿りましたが、今回は【普寛講ふかんこう】です!普寛講ふかんこう(御嶽講おんたけこう)を立ち上げるよう指示した普寛行者ふかんぎょうじゃですが、初代・普寛講ふかんこう(御嶽講おんたけこう)はどんな講社だった...
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覚明講はいつできた?❶-元祖系-

御嶽山は噴火警戒レベルが1へ下がり、再び黒沢口登山道から登れるようになりました。この黒沢口登山道は、尾張おわり出身の【覚明行者かくめいぎょうじゃ】が開いた道です。そのため、登山道には【覚明行者かくめいぎょうじゃ】由来の場所が多く残されてあり...
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御嶽講って何?〇〇講の意味とは?

御嶽山は修験道が活発な山で知られています。そして御嶽山では、【御嶽講おんたけこう】【御嶽講社おんたけこうしゃ】や「〇〇講こう」という言葉を当然のように使っています。これまでも高針心願講や出生講、神蓮講など登場してきましたね。この【御嶽講おん...
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お山に感じた畏れの心

数ヶ月ぶりに木曽を訪ねた。まだ閉ざされたままの御嶽山を目にした瞬間、「なんて荘厳そうごん1なんだ」と言葉がもれた。今回はそれ以外に、的確な表現の言葉が見つからなかった。2025年5月現在御嶽山は噴火警戒レベルを2の状態で維持しているため、8...
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御嶽山の不動明王はどうして重要?

【不動明王ふどうみょうおう】は【不動尊ふどうそん】や「お不動ふどうさん」など呼ばれています。いかつい顔で、少し怖いイメージですよね。【不動明王ふどうみょうおう】は御嶽山にたくさん祀まつられています。今回はこの【不動明王ふどうみょうおう】につ...
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御嶽大神(おおかみ)大解説②

御嶽大神(おおかみ)大解説①の続きです。今回は、【御嶽大神おんたけおおかみ】の三人の神さまをそれぞれ紹介したいと思います!①神霊軸②遥拝所③火祭場参考図像は、①神霊軸しんれいじく(御嶽神社)②遥拝所ようはいじょ(田の原)③火祭場かさいじょう...
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御嶽大神(おおかみ)大解説①

御嶽山は霊山であり、たくさんの神仏が祀られている神さま集合山です。これまでも【神霊軸しんれいじく】や、【御嶽山座王権現おんたけさんざおうごんげん三十八座さんじゅうはちざ】などで紹介してきました。現代の【神霊軸】一挙公開!必須項目?御嶽山の神...
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継母岳と継子岳の入れ変わり説②

前回継母岳と継子岳の入れ変わり説①の続きです。今私たちが認識している【継母岳ままははだけ】と【継子岳ままこだけ】は明治時代以前はそれぞれ逆の位置でした!明治16年版地図と大正7年版地図を境に、二つの山はなぜか入れ変わってしまったんです。これ...
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継母岳と継子岳の入れ変わり説①

前に継母岳と継子岳の由来〜阿古多丸伝説〜という記事で、【継母岳ままははだけ】と【継子岳ままこだけ】の由来や【阿古多丸あこたまる伝説】について紹介しました。ですが、伝説や名前というものは意外と曖昧に伝わっています。山の名前も地名も、間違って伝...