御嶽山へ行ける?行けない?解説③

御嶽山火山マイスターより

今回は「御嶽山の噴火警戒レベルが1へ引き下がった場合」のタラレバの話です。
噴火警戒レベル2を維持している状態では関係ない話、もしくは、
昨年はこうだった、
というお話になります。

緩和期間がバラバラ

御嶽山は噴火警戒レベル1でも、災害対策基本法によって警戒区域が設定されています。私たちが、剣ヶ峰や王滝頂上へ登れるのは、この規制が限定的に緩和かんわされていたためです。

期間限定で緩和されていた場所は以下の通りです。

  • 剣ヶ峰
  • ニノ池トラバース
  • 八丁ダルミ
  • 王滝頂上
  • 王滝口登山道

この緩和期間かんわきかんが非常にややこしく、「通れると思ってたら通れなかった」という登山客は多くいたようです。

そこで、詳しく解説したいと思います。

3ルートそれぞれの緩和時期

黒沢十字路〜剣ヶ峰

黒沢口登山道から御嶽山の最高峰【剣ヶ峰】へ行くには黒沢十字路を通らねばなりません。

〈黒沢十字路〜剣ヶ峰〉の規制緩和期間
令和6年7月1日(火)午前8時~
令和6年10月16日(水)正午まで

この間、黒沢十字路〜剣ヶ峰の通行が可能◯になり、剣ヶ峰まで登ることができました。
(あくまで昨年度の記録です)

この時点では王滝口登山道は開通していませんでした。

ちょうど修験者が歩いている道が、黒沢十字路〜剣ヶ峰にあたります。

詳しくは木曽町のホームページをご確認ください。
https://www.town-kiso.com/bousai/bousai/100378/102180

田の原登山口〜王滝頂上

次に王滝口登山道についてです。

冬の間は以前に説明した通り冬期通行止め、くわえて道路が解除されても災害対策基本法により登山口で規制されていました。

〈田の原登山口〜王滝頂上〉の規制緩和期間(昨年)
令和6年7月10日(金)午前6時〜
令和6年10月16日(水)正午まで
王滝頂上

この間は、田の原登山口〜王滝頂上の通行が可能◯になり、王滝頂上までは登ることができました。
(あくまで昨年度の記録です)

7月10日は毎年開山祭が行われる日です。剣ヶ峰の頂上奥社と、王滝頂上の頂上本社でそれぞれ祭事が行われます。この日に緩和を合わせているかもしれません。しかしこの時点では、黒沢口と王滝口は繋がっていませんので、王滝頂上から剣ヶ峰の間を通ることはできませんでした。

また、このルートは昨年10月16日に田の原登山口にて閉鎖されましたが、その後も登れると思って訪ねてきた登山者が多くいたようです。

王滝口登山道の通行ができる期間は限られています。田の原登山口までは、木曽福島から車でも約1時間かかるため、規制緩和期間は必ず確認の上訪ねてください。

緩和の情報は王滝村のホームページをご確認ください。https://www.vill.otaki.nagano.jp/bousai/funka_information.html

八丁ダルミとニノ池トラバース道

最後に、黒沢口登山道と王滝口登山道を繋ぐには、八丁ダルミかニノ池トラバース道を通る必要があります。この二つは危険箇所が多く、緩和に対して慎重です。登山道の安全が確保されるまでは、緩和できませんでした。

〈王滝頂上〜八丁ダルミ〜剣ヶ峰〉
〈王滝頂上〜ニノ池トラバース〜黒沢十字路〉
規制緩和期間(昨年)
令和6年7月19日(金)午前8時〜
令和6年10月16日(水)正午まで
ニノ池トラバース道

そのため、昨年は他より遅れて緩和しました。この二か所が開通したことにより、王滝口と黒沢口は繋がりました。王滝口から登って剣ヶ峰へ行くことや、黒沢口から登って王滝口へ下ることが可能になったというわけです。

緩和の情報は王滝村のホームページをご確認ください。https://www.vill.otaki.nagano.jp/bousai/funka_information.html

まとめ

御嶽山の規制

  1. 道路の冬期通行止めによるため
  2. 災害対策基本法によるため(レベル1でも規制または限定期間のみ緩和
  3. 噴火警戒レベル2へ引き上げのため

昨年の緩和時期

①黒沢十字路〜剣ヶ峰

令和6年7月1日(火)午前8時~

②田の原登山口〜王滝頂上

令和6年7月10日(金)午前6時〜

③王滝頂上〜八丁ダルミ〜剣ヶ峰の通行◯
 王滝頂上〜ニノ池トラバース〜黒沢十字路◯

令和6年7月19日(金)午前8時〜

④閉鎖はいずれも令和6年10月16日(水)正午まで

自治体情報をチェック

「御嶽山の噴火警戒レベルが1へ引き下がった場合」
このように規制緩和の期間が設けられますので、それぞれの自治体情報をもとに入山してください。
レベル1へ引き下がっても、自治体が慎重な判断をした場合は緩和されない可能性もあります。

王滝村役場〈御嶽山に関する情報〉
https://www.vill.otaki.nagano.jp/bousai/funka_information.html

長野県木曽町公式サイト〈御嶽山情報〉
https://www.town-kiso.com/bousai/bousai/100378

御嶽山の沈静化を祈ります。
読んでいただきありがとうございました。

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