御嶽山へ行けない理由
前回、御嶽山の通行不能ルート×を紹介しました。
その理由として、以下をあげました。
- 道路の冬期通行止めによるため不可(解除後は通行可)
- 災害対策基本法によるため不可(レベル1で緩和の可能性あり)
- 噴火警戒レベル2へ引き上げのため不可
以上から、道路の冬期通行止めを解説しましたので、今回は災害対策基本法と噴火警戒レベル2について取り上げたいと思います。
災害対策基本法って?
災害対策基本法とは、災害の対応や対策を定めた日本の法律です。
この災害対策基本法によって、王滝村と木曽町が御嶽山の警戒区域を設定しています。
災害対策基本法第63条
(市町村長の警戒区域設定権等)
第六十三条 災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、人の生命又は身体に対する危険を防止するため特に必要があると認めるときは、市町村長は、警戒区域を設定し、災害応急対策に従事する者以外の者に対して当該区域への立入りを制限し、若しくは禁止し、又は当該区域からの退去を命ずることができる。(罰則)
災害対策基本法よりhttps://laws.e-gov.go.jp/law/336AC0000000223/#Mp-Ch_11
第百十六条 次の各号のいずれかに該当する者は、十万円以下の罰金又は拘留に処する。
二 第六十三条第一項の規定による市町村長の(中略)制限又は退去命令に従わなかった者
この第63条によって御嶽山は規制されています。
警戒区域
御嶽山は、
噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)→火口から概ね500m圏内、
噴火警戒レベル2(火口周辺規制)→火口から概ね1km圏内
が対象となっています。
警戒区域はその山や自治体ごとに決まります。ご注意ください。
噴火警戒レベル2(火口周辺規制)へ引き上げ

噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)へ引き上げられたことにより、
警戒区域は火口から概ね1km圏内が対象となりました。これによって、
- 剣ヶ峰
- 一ノ池
- ニノ池トラバース道
- 八丁ダルミ
- 王滝頂上
- 奥の院
- ニノ池
- 賽の河原
- 黒沢十字路
新たに主な黄字の場所が、噴火警戒レベル2の警戒区域として通行禁止となりました。
噴火警戒レベル2を維持した場合は、黒沢口登山道は8合目がボーダーラインとなります。ここより先へ上がることは難しいかもしれません。
山小屋について
警戒区域にある山小屋(石室山荘・ニノ池山荘・二の池ヒュッテ)については今後の動向が気になるところです。はっきりしましたら、こちらでも公開しますが、気になる方は各小屋のリンクを載せてますのでへお問い合わせください。
石室山荘
黒沢口登山道の9合目に位置する山小屋
http://www.ontake-ishimuro.com
ニノ池山荘
二之池のほとりに建つ、山頂にもっとも近い山小屋
http://ninoike2905.com
https://www.facebook.com/ninoike2905
二の池ヒュッテ
旧・二之池新館
ニノ池山荘より約5分の距離に位置
https://www.ninoikehutte.com/ご挨拶
公式LINEページ
https://page.line.me/700muuym?openQrModal=true
女人堂
黒沢口登山道の8合目に位置する山小屋
規制対象のボーダーラインとなる
https://ontake-nyonindo.jimdofree.com
噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)の場合
昨年の御嶽山は噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)でした。
この場合の、火口から概ね500m圏内に当てはまる区域を参考までにあげておきます。
火口から概ね500m圏内の対象は?!
- 剣ヶ峰
- 一ノ池
- ニノ池トラバース道
- 八丁ダルミ
- 王滝頂上
- 奥の院
- 九合目避難小屋
噴火警戒レベル1でも、これだけの箇所が規制されていました。
王滝口登山道は九合目避難小屋をボーダーラインとしつつも、災害対策基本法により、田の原登山口からの入山は規制されていました。

緩和期間がある?!
「え?!去年、剣ヶ峰や王滝頂上は普通に行けたよ?!」
「田の原から登ったけど?!」
と、夏に登った方は思いますよね。
通行できたのは、その警戒区域の規制が限定的に緩和されていたからです。
下記リストの緑字の場所は、期間限定で緩和されていました。
- 剣ヶ峰
- 一ノ池
- ニノ池トラバース
- 八丁ダルミ
- 王滝頂上
- 奥の院
- 九合目避難小屋
緩和期間を設けることにより、通行することができたのです。もちろん噴火警戒レベル1だったから可能だったといえます。この緩和期間が、非常にややこしいので、次回詳しくふれたいと思います。
おわりに
御嶽山が、さまざまな規制を受けてる状態であることが伝わりましたでしょうか?
前回説明した通り、現在は道路の冬期通行止めによりそもそも登山口へ辿り着けません。
王滝口登山道 | 黒沢口登山道 | 山頂部 |
田の原登山口 | ロープウェイ駅 | 剣ヶ峰 |
三笠山 | 中の湯登山口 | 一ノ池 (緩和なし) |
奥の院 (緩和なし) | 行場山荘 | ニノ池 |
王滝頂上 | 女人堂 | 賽の河原 |
八丁ダルミ | 黒沢十字路 | |
ニノ池トラバース道 |
- 道路の冬期通行止めによるため不可(解除後は通行可)
- 災害対策基本法によるため不可(レベル1で緩和の可能性あり)
- 噴火警戒レベル2へ引き上げのため不可
次回は、警戒区域の緩和についてくわしく解説します。
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