黒沢口第十三番 百間滝

御嶽古道〜三十八史跡巡り

百間滝ひゃっけんたき】については
御嶽山の最大秘瀑【百間滝】とは!
いざ【百間滝】滝行へ随行!でも目一杯書いたつもりですが、
今回は御嶽山三十八史跡としての【百間滝ひゃっけんたき】を紹介します。いきなり13番目とは反則的に順番無視ですがご容赦ください。

御嶽山の【百間滝ひゃっけんたき】へは、通常一般人は行くことができません。百間滝小屋の近くにある、遥拝所、展望台から遠く眺めるに留まります。現在も、限られた信者のみが滝行を行う、神聖な場所であり、御嶽山の秘境と言っていいでしょう。

黒沢口第十三番 百間滝
落差40メートルの御嶽山随一の滝であり、かつて多くの行者が滝に籠って修行をした。
百間滝小屋近くの展望台からは御嶽山を背景に百間滝、男蝶滝、女蝶滝を遠望することができ、その景観は神々しく一見の価値がある。(後略)

御嶽山三十八史跡巡り 朱印帳 より

百間滝小屋の位置はこちらです。
https://maps.app.goo.gl/Bu7icMqMpnD2DYhEA

百間滝小屋までの道は、御嶽山の黒沢口登山道を通ります。

  • 4合半目のこもれびの滝&不易ふえきの滝から油木美林あぶらぎびりん遊歩道を約2時間
  • 6合目の中の湯登山口から約1時間
  • 7合目の行場山荘から約1時間

という、遠目に見るだけでもなかなか難関な場所だとわかります。
しかも御嶽山の頂上を目指す直接の道ではないため、まず訪れる人は少ないですね。
今回は4合半目のこもれびの滝&不易の滝から油木美林遊歩道を約2時間歩くコースから紹介します。

黒沢口4合半目の駐車場から入ります。https://maps.app.goo.gl/KUTGV7KLjL4yzVGSA

百間滝入り口とあります

以下、油木美林遊歩道を歩きます。滝、山野草、森林と見どころある道ですが、今回は案内表記の写真のみに割愛します。

最後の9番表記は明らかに6番表記の間違いであると思いました。

4合半目のこもれびの滝&不易の滝から油木美林遊歩道を約2時間歩くと遥拝所が現れます。

東屋もあります

建国姫龍神けんこくひめりゅうじん】という像が置かれています。
実は、御嶽山山頂部にある二の池湖畔にも全く同じものがあります。【建国姫龍神けんこくひめりゅうじん】に関してはニノ池に佇む建国姫龍神とは?!をご覧ください。

ニノ池湖畔にある【建国姫龍神】
黒沢口第13番 百間滝 の石碑もあります
展望所へ行ってみましょう

大きな滝が見えます。これが百間滝です。百間滝は、写真で見るよりももっと近くに感じますし、迫力が伝わってきます。

展望所というにはとても危険な場所です。
崩れ掛けているので、滝に見惚れて足を滑らせないように細心の注意が必要です。

百間滝の上方には、名もなき滝もできています。

ちなみに曇ってますが、、、

晴れるとこうです!素晴らしいでしょ!

百間滝小屋
高砂明神講 長命龍神 両脇に普寛霊神と覚明霊神

ここで7番表記です。やはり先ほどの9番は6番の間違いであるとわかります。
この先、道は6合目と7合目に繋がっていますが、今回はここで引き返しました。

ところで、ご朱印帳に書かれていた男蝶滝と女蝶滝ですが、私はまだみたことがありません。
話によると、百間滝の下方に男蝶滝、左方に女蝶滝があるらしいです。
私が行った日は女蝶滝の場所には水が流れておらず、また展望台が崩れているため、下方にあるらしき男蝶滝も確認できませんでした。
百間的の上方にも名もなき滝が流れていましたいし、御嶽山には本当に滝が多いのだなと実感できますね。
また増水している時に見る機会があると嬉しいです。

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