前回のテント泊に引き続き、今回は避難小屋について取り上げたいと思います。
御嶽山には避難小屋がいくつかあります。
避難小屋というと、山によっては宿泊できる所もありますが、御嶽山では禁止されています。
つまり「避難小屋に泊まるのはアウト」です。
これについては特に条例や罰則などはございません。
ではなぜいけないのか?
それは単純に
「所有者が許可していない」からです。
のぞき岩避難小屋
特に、冬場によく利用される
『のぞき岩避難小屋』に焦点を当ててお話しします。

御嶽山の冬季は岐阜県下呂市の小坂口登山口から登るルートを利用します。
山小屋営業が終了しているためか、『のぞき岩避難小屋』に泊まる登山者がしばしば見られます。
『のぞき岩避難小屋』の所有者は下呂市です。下呂市が整備して平成30年(2018年)に設置された避難小屋です。

「のぞき岩避難小屋は、あくまで緊急時の避難所として作られているので、
宿泊目的の利用はお断りしています」
これが下呂市の返答です。
この避難小屋にはトイレもありませんので、泊まると当然ながら小屋周りに糞尿問題がおきますし、食べ残しや臭いの残留で動物たちが入ってくる可能性もあります。
みなさんが大好きなライチョウにも危険が及びます。
避難小屋の役割
避難小屋はシェルターの役割もあります。最初から宿泊目的で利用されてしまうと、緊急時に利用できない事態が発生してしまいます。
避難小屋には、常時の宿泊ができる小屋とそうでない小屋があることを理解しましょう。




『のぞき岩避難小屋』の他にも、『三ノ池避難小屋』などがありますが、そこは御嶽教の私設なのでやはり緊急時以外は利用してはいけません。

王滝登山道にある石室避難小屋には、「宿泊お断り」の表記があります。
現在『のぞき岩避難小屋』には、「宿泊お断り」の表記がないようなので、もちろん知らずに利用していた登山者が多数だとは思います。
このような問題を受けて今後、表記が設置されていく予定です。
御嶽山での問題
前回の御嶽山はなぜテント泊禁止?に続き、今回の避難小屋泊に関しては、
どちらも冬の御嶽山によく起こる問題です。
「ダメ」「禁止」と知りつつも、
「なぜ禁止なのかよく分からない」
「どこにも載っていない」
「知らなかった」
「みんなやっている」との理由で後を立ちません。


三之池への侵入も問題になっています。冬場は、登山者が数なく、また小屋も閉じているため人目が圧倒的に少ないです。そのせいか、凍った三之池への侵入を許してしまっています。非常に心が痛いです。
その禁止行為が、SNS等で公開されるため、更なる拡大を読んでいる懸念があります。なので、微力ながらはっきりこの場で伝えさせていただきます。
御嶽山では、テント泊および避難小屋泊は禁止です。そうした行為をマネする人を防ぐためにも、今後も注意喚起を謳っていきたいと思います。
ご理解とご協力のほど
よろしくお願いいたします。
写真提供:Yuji
(のぞき岩避難小屋及び三ノ池)
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