意波羅山を探せ!②ついに発見

【木曽の御嶽山】の開闢の祖である【普寛行者】生誕の地・・・
 埼玉県秩父市大滝にあると言う【意波羅山いばらやま】とはどこか?!
 前回 意波羅山を探せ!①秩父市の大滝へ の探検の続きです。今回はお社を見つけた所からです。

一時間近く山中を探してやっと辿り着いたお社
正面に向かって直登しますが中々急ですのでご注意
普寛神社宮司のお札が正面に架かっています
社の右側には石塔が立つ
社の左側には【意和羅山】の石碑

意波羅山いばらやま】の場所はここで間違いないようです!ここでは【羅山いばらやま】と表記されていますね!
意和羅山いばらやま 奉造(つくたてまつる)三社宮 寛政四年 みずのえ歳 二月吉日 施主 本明院ほんみょういん普寛ふかん
 寛政四年とは1792年のことで、普寛行者が御嶽山の王滝口を開山したのは同年の6月になります。つまり、御嶽山に登る約4ヶ月前にこの【意波羅山いばらやま】を開山したと言うことですね。

社の中を拝見します

中は少し荒れています。掃除したくなりましたが、中には上がれません。

意和羅山とはっきり書かれており、嬉しいです!
普寛霊神のお札と、座王大権現の文字を確認
参拝記帳ノートもありました
社の右側、石塔の方を除きます
下は軽く崖になっていますが、何やら岩屋が見えます
いかにも岩屋っぽいとズームしたら、、、
お札が見えました!

「那智山 青岸渡寺せいがんとじ」と読めます。和歌山県の「那智の滝」や「熊野那智大社」がある場所です。熊野は吉野と大峯奥駈道おおみねおくがけみちで繋がっており、修験道の中心地です。そう遠くない昔に、現役で使われていた岩屋のようです。

こちらの表記は意波羅山ですね
下りも慎重に下ります。一応ロープあります。
このように降りるのがいいかと思います
猿がいた看板まで下りてきました
入り口まで無事帰還
普寛神社の裏側に戻ってきました

屋根の【山丸三】が素敵ですね。
正面には、普寛行者も修行したと言われる三峰山があります。三峰神社はかなり有名な場所なので、そちらもいつか訪ねたいと思います。

確かに、場所と道を分かっていれば15分で辿り着けますね。ですが、初見では中々厳しいです。案内看板も最初のうちは三つありますが、山に入った途端一切の案内表記がありません。踏み跡なのか獣道なのか、それっぽい道が散らばっています。調査や、林業関係のピンクテープも多く、全てフェイクです。テープは一切関係ありませんでした。私も一時間くらい探索しました。
サルが数匹いたのと、シカのフンがあちこちにいるため、人より動物の方が多そうです。

今回は、無事【意波羅山いばらやま】を発見できて、目標達成です!
今後のためにGoogleマップへ場所登録しました!

https://maps.app.goo.gl/ctptv1DsHH3JUPy5A

次回は【意波羅山いばらやま】の麓にある普寛神社と秩父御岳山について書きます。

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