こんにちは!御嶽講の登拝を追え!?強力取材①の続きの強力取材②です!
今回は御嶽信仰における重要な儀式、【御座】の全容に密着です!

前回私は、夜中から出発した御嶽講を追って、何とか石室山荘で追いつきました。
覚明堂で初めての御座を見る!
08:50 覚明堂(九合目上)への到着
ここで【御座】が始まります。
【前座】を務める男性から神々への感謝の言葉を述べられます。高らかに法螺貝が鳴り響きます。
そして一斉に般若心経が唱えられます。

しばらくしたその時!
中心からその斉唱を制止する仕草がありました。
どうやら、【中座】を務める先達さまに神さまが降されたようです。
人が変わったように話し始める先達さま。
信者の皆さまへ、労いのことばかけます。そして、体調がすぐれない信者から順に、加持祈祷して勇気づけます。
私は、信者さんの輪の外でじっとそんな様子を見ていたのですが、
加持祈祷が終わる頃、突然に先達さま(神さま)が私のことを捉えました。
そして、
「その者、よう参ったの」
と微笑みかけました。
思わず手を合わせて拝礼しました。
まさか声をかけられるとは思っておらず、驚きです。
ですが、他所者と言わず、見学を歓迎してもらったと受けとりました。
剣ヶ峰での御座!
覚明堂での【御座】を拝見したのち、剣ヶ峰へ到着しました。

他の登山客や、神社への参拝者の邪魔にならぬよう、場所を陣取ることのない気遣いが見られました。

若い信者の男性が、代表してお焚き上げをしていました。

信者さん方が、今回登拝できなかった家族等の写真を神前に出します。
【御座】が始まります。

先ほど見た覚明堂のときよりも、さらに気合と迫力を感じました。
【中座】を務める先達さまに、【白川大神】が降りてきたようです。
神さまの言葉に泣き崩れる信者さんや、感極まる信者さんたち。
行楽の登山と違って、登拝は修行です。みなさまざまな辛い想いを抱えて、ここまで上がってきたんです。大神さまと相対して、緊張が解けたのかもしれません。
加持祈祷が始まりますが、体調がすぐれない方や、精神状態が不安定な方から、【白川大神】(【中座】を務める先達さま)の御前へ出ます。
【白川大神】さまは、一人ずつゆっくり声をかけていきます。
加持祈祷後に泣き崩れて動けなくなった若い女性信者を、年配の女性信者が介抱する様子もありました。皆助け合ってる様子はとても心打たれました。その間、ご加持を待っている信者さんは般若心経を唱えています。
私も遠目に一緒に唱えていました。
え!?私ですか!!?
加持祈祷も終わりに差し掛かったころ、信者さん方が少しざわつきました。
そして、一人の女性信者が突然私の腕を掴みにきました!
「この人ですか?!」と先達の方を向いて確認?しています。
すると【前座】を務めていた男性が私に、
「あなたさっきまでここに立って、あちら(先達)をご覧になってましたよね?」と聞いてきます。
私は「はい」と答えます。
「あなたに加持祈祷すると言っておられるので、前に出てご加持を受けてください」
なんと?!!!!
え!?私ですか!!?
「装飾物は全部外してね」と女性信者が教えてくれます。
私は慌てて帽子やピアスなど外して、御前へ連れて行かれました。
これには他の信者も、おそらく予想していなかったので、若干慌てている様子です。

私は、人よりも多感で影響を受けやすいところがあるため、御前へ出たら悦に入ってしまいました。
顔を上げると【白川大神】(中座を務める先達さま)も泣いておられて、私も涙が溢れてきました。
そしてありがたいお言葉をかけてくださり、力を授けてくださいました。
私も「白川大神さまありがとうございます」と声に出しました。
改めて今日、ここに来て、本当に良かったと思いました!!

あまりにも突然だったため、強力くんもびっくりしていました笑
加持祈祷がすべて終わり、【白川大神】(中座を務める先達さま)が最後に言葉を述べて、神さまを上げる(戻す)儀式に入ります。いわゆる魂抜きというのか、これが結構大変そうでした。中座を務める先達さまは一度気を失ったかのように見えましたし、正気に戻った後もかなり衰弱して見えました。よほどの体力と気力を消耗することが伺えました。

儀式後は、みなさん脱力された様子で写真撮影などに入りました。
「ご加持を受けられてよかったですね!ずっと一緒にお経唱えていらしたものね!」と女性信者の方が明るく話しかけてくれました。嬉しかったです。
私が受け取った御座の心
この【御座】が実際のところどうなの?という疑問に関してや、【中座】【前座】の役割についてはこちら御座(おざ)拝見の感想は!?強力取材⭐︎番外編をご覧ください。
私への加持祈祷は、本当に神さまに呼ばれたのかもしれないし、もしかしたら先達さまのお心遣いだったかもしれません。
しかし、そこをはっきりする必要ないと思っています。

今回重要だったのは、
講社に属してない他所者(飛び入り)の私を、どちらにせよ歓迎してくれた、
ということです。
このことが何より私は嬉しかったです!!
御嶽信仰は、修験者や行者に限らず一般人も受け入れるという特徴があります。
とくに講社に属していなくても、登拝に参加できる講社もあると聞いていましたが、今回それを直に感じることができて本当にありがたかったです!
さて、ここからは復路です。
いよいよ【強力】の本領発揮!!!
次回強力の真髄を見た!強力取材③をお楽しみに!
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