御嶽山三十八史跡巡りとは?

御嶽古道〜三十八史跡巡り

【木曽の御嶽山】は、主に二つの登山口があります。
それぞれ黒沢口くろさわぐち王滝口おうたきぐちと呼ばれています。
黒沢口を開いたのが【覚明行者かくめいぎょうじゃ】、王滝口を開いたのが【普寛行者ふかんぎょうじゃ】です。
御嶽山に携わる上で欠かせない名前です。

今回のお題は「御嶽山三十八史跡巡り」と言って、黒沢と王滝のそれぞれ一合目から頂上までに指定されている三十八の史跡について触れていきます。

元々、御嶽山三十八座と言って三十八の神仏が山頂から山麓にかけて祀られていたようですが、明治維新後の神仏分離令によって大きく変貌し、失われたものもあるようです。(詳しくはこちら
よって2009年、新たに御嶽神社の宮司によって三十八の史跡が認定されました。

黒沢口霊場として二十二箇所
王滝口霊場として十六箇所

それぞれ番号が振られ、石碑が建てられています。そしてその由来や魅力を伝えるために、紹介文が掲載された朱印帳が作られました。

今回は番号と名前のみ紹介します。

黒沢口霊場二十二箇所
  第一番 御嶽神社別殿
  第二番 覚明霊神大石碑
  第三番 里社若宮 
      若宮祖霊殿
  第四番 里社本社
  第五番 開山堂
  第六番 かんまん滝
  第七番 大祓滝
  第八番 松尾滝
  第九番 八海山
  第十番 三笠山
 第十一番 白川大神
 第十二番 覚明行場 
 第十三番 百間滝
 第十四番 金剛童子
 第十五番 覚明堂
 第十六番 ニ之池 
      覚明入定之地

 第十七番 三之池 
      摩利支天

 第十八番 四之池 
      五之池

 第十九番 高天原
 第二十番 賽之河原
第二十一番 三十六童子 
第二十二番 頂上奥社 
王滝口霊場十六箇所
  第一番 御嶽神社別殿
  第二番 里宮
  第三番 講祖本社
  第四番 一心堂
  第五番 大又三社
  第六番 水行場清滝新滝
  第七番 普寛堂
  第八番 十二権現
  第九番 八海山神社
  第十番 三笠山神社
 第十一番 田之原大黒天
 第十二番 大江権現 
 第十三番 金剛童子
 第十四番 中央不動
 第十五番 奥の院
 第十六番 王滝口頂上本社


残念ながら赤線は2014年の噴火以来、現在立ち入りができない場所です。

今後一つずつ紹介していきたいと思います。

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