令和7年1月16日22時発表で、木曽の御嶽山は噴火警戒レベルがレベル2(火口周辺規制)へ引き上げられました。


令和7年(2025年)3月現在も、噴火警戒レベル2を維持しています。
それに加えて、道路の冬期通行止めや災害対策基本法によって、御嶽山は大幅に規制されています。
結局御嶽山はどこまで入っていいのか?
なぜ行けないのか?!
この規制はいつまで続くのか?
色んな理由を一大解説いたします。
通行可能ルート◯
まずは、噴火警戒レベル2でも現在通行可能(行ける、入れる、通れる)場所をリストアップしました。
- 小坂口登山道(岐阜県)
- 継子岳
- 継子Ⅱ峰
- 三ノ池
- 四ノ池
- 五ノ池
- 摩利支天山
- 白竜避難小屋(サイノ河原避難小屋)
以上は、火口から1km以上離れていて警戒区域にも指定されていません。
白竜避難小屋がボーダーラインということになっています。


つまり、地図で書かれている黄色のルートと赤枠内が立ち入り禁止になります。





実際に、厳冬期でも訪れる登山者はいるようです。写真はそんな登山者の一人である友人から提供してもらいました。強者である!
冬の御嶽山も美しいですよね。いつか行ってみたいです。
北御嶽唯一の山小屋である五の池小屋は、噴火警戒レベル2の影響を受けないため、来季も通常通り営業する可能性は高いです。詳しくは五の池小屋のホームページを確認してください。https://www.gonoike.jp
通行不能ルート×
次に、通行不能ルート(行けない、入れない、通れない)をリストアップします。
王滝口登山道 | 黒沢口登山道 | 山頂部 |
田の原登山口 | ロープウェイ駅 | 剣ヶ峰 |
王滝頂上 | 中の湯登山口 | ニノ池 |
八丁ダルミ | 行場山荘 | ニノ池山荘 |
ニノ池トラバース道 | 女人堂 | 二の池ヒュッテ |
奥の院 | 石室山荘 | 賽の河原 |
上記箇所は、行くことはできませんのでご注意ください。
つまり王滝口登山道と黒沢口登山道は利用することはできません。
(令和7年(2025年)3月現在)
理由は大きく3つあります。
- 道路の冬期通行止めによるため
- 災害対策基本法によるため(レベル1でも規制または限定期間のみ緩和)
- 噴火警戒レベル2へ引き上げのため

ではそれぞれの理由を解説します。
冬期通行止めによる理由
最初に青字で示した冬期通行止めを解説します。
- 田の原登山口
- ロープウェイ駅
- 中の湯登山口
- 行場山荘
- 女人堂
上記の箇所は、道路の冬期通行止めによって入れない場所です。凍結などの理由による車道の通行止めなので、歩いてなら行けなくもないかもしれません。
つまり冬期通行止めは、噴火警戒レベルとは関係ありません。道路が融解し、通行止めが解除した後は、ひとまず登山口までは入れるようになるでしょう。

写真は2年前の通行止め看板です。
⑴黒沢口の冬期通行止め
ではまず黒沢口ですが、ロープウェイ駅及び中の湯登山口へ通じる町道の冬期通行止めにより、通行できません。
御嶽山及び御岳ロープウェイへの3路線
①鹿ノ瀬2号線(御岳ブルーライン)
②寒原倉越線(倉越パノラマライン)
③屋敷野線・千本松線(霊峰ライン)
以上3路線の通行止め期間は、令和6年12月4日(水)〜解除時期は不明とされています。
詳しくは下記リンクをご確認ください。
木曽町ホームページより
https://www.town-kiso.com/kurashi/douro/100070/100941
冬期閉鎖路線図はこちら
https://www.town-kiso.com/files/file/box/4f/4f4d334ac2ede2dd12b28c20ab3b3b1c1b811544.pdf
解除時期は?!
昨年の記録では、ゴールデンウィークのロープウェイ運行開始に合わせて解除されています。
詳しくは、
ONTAKEropeway(御岳ロープウェイ)のホームページ
https://ontake-rope2150.jpをご確認ください。
解除されたらどうなる?
冬期通行止めが解除された場合、
中の湯登山口(6合目)
↓
行場山荘(7合目)
↓
女人堂(8合目)
までは通行できる見込みです。女人堂がボーダーラインになります。
(噴火警戒レベル2及び災害対策基本法の規制範囲外のため)

三ノ池トラバースは通れる?
毎年、開通時期がランダムではありますが、
女人堂〜三ノ池へ続く三ノ池道(三ノ池トラバース)も規制範囲外です。
御嶽山がレベル2を維持したまま開山した場合は、黒沢口を利用して継子岳方面へ抜けられる頼みの道となります。
⑵王滝口の冬期通行止め
つぎに王滝側へ場所を移しましょう。
王滝村道第41号の通行止め
田の原登山口へ通じている王滝村道第41号は、冬期通行止めになるため通行不能になります。
・通行止め区間 八海山~田の原
・通行止め期間 令和6年11月6日(水)~令和7年4月24日(木)
年によって通行止め期間は変わっていますので、
確実な情報は王滝村ホームページ
https://www.vill.otaki.nagano.jp/kurashi/sumai/douro/tuukoudome_3.html
をご覧ください。
御嶽スキー場
王滝村道第41号の通行止めゲートの位置は、御嶽神社(王滝) 八海山社務所です。
https://maps.app.goo.gl/gYV6wBbcx3tMjbas9


八海山社務所〜より先は王滝村道第41号は御嶽スキー場になってしまいます。
スキー場内を歩いてなら田の原登山口や三笠山までは行けるようです。
御嶽スキー場についてはこちらhttps://ontakeskijo.comをご確認ください。

解除されたらどうなる?
王滝村道第41号の通行止めは令和7年4月24日(木)と書かれてますので、解除時期はそれ以降ということになります。
冬期通行止めが解除された場合、
- 田の原湿原
- 田の原遥拝所
- ビジターセンターやまテラス王滝
- 三笠山
までは車で行くことができる見込みです。
【長野県立御嶽山ビジターセンターやまテラス王滝】の開館についてはまだ発表されていません。随時以下リンクをご確認ください。
https://ontake-vc.jp/yama
田の原登山口から先はどこまで登れる?
田の原登山口から先の話ですが、
田の原登山口(7合目)
↓
避難小屋(8合目)
下記地図を見ると、噴火警戒レベル2のボーダーラインは8合目の避難小屋になっています。

しかしながら、災害対策基本法により、王滝口登山道自体が警戒区域に指定されているため、通行できない可能性があります。(くわしくは次回)
冬は岐阜側から!
以上が、冬期通行止めの解説でした。ご理解いただけたでしょうか?
冬の間は主要登山口(田の原登山口、中の湯登山口)へそもそも辿り着けないようになっているんですね。そのため、冬山登山者は自動的に岐阜県下呂市の小坂口登山道を利用するというわけです。
通行止めが解除された後、どこまで登れるかは先ほども少し触れましたが、災害対策基本法が関係しています。
次回は、噴火警戒レベルと災害対策基本法について書きたいと思います。
参考ページ(御嶽山噴火警戒レベル図)
https://www.vill.otaki.nagano.jp/bousai/funka_information.html
写真提供:Yuji.H(冬季御嶽山の写真)
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