前回の山丸三の紋様-山丸三①-の続きです。
まずは復習です。
御嶽山で気になっていた【山丸三】の紋様は普寛行者が作った紋様であり、
【山】→御嶽山
【丸】→宇宙
【三】→上線-不動明王
→中線-大日如来
→下線-摩利支天
を表していると書きました。
今回は【山丸三】の三本線で表されている3人の仏さまについて触れていきます。
中線【大日如来】
中線が表す【大日如来】ですが、
真言密教における本尊であり宇宙そのものを表しているとされておます。
御嶽山もしばしば小宇宙に例えられています。
今夏、剣ヶ峰頂上に新しく開眼したのも胎蔵界を表す大日如来でした。

上線【不動明王】
上線が表す【不動明王】は、
山岳信仰の上で非常に重要な信仰対象であり、また滝にはかならずと言ってよいほど不動明王が祀られています。
真言密教では、大日如来の脇侍として横に並んで表されます。
大日如来の使者、また大日如来の怒りの姿を表しているとも言われています。


下線【摩利支天】
下線が表す【摩利支天】は、
御嶽行者が行う御座行法の守り神とされており、古来より修験道や密教の行者によって信仰されています。
猪に乗った姿で表現されることが多いです。御嶽山には摩利支天山がありますが、摩利支天山と付く山は他にもいくつか存在します。

大又三社にみる【山丸三】の仏たち
王滝にある御嶽山二合目に建つ大又三社には御嶽三大神が祀られています。



その両脇には不動明王と摩利支天らしき像が建っています。

普寛行者は御嶽大神の本地を大日如来と考えていたようなので、【山丸三】の【三】を表す仏がそれぞれ当てはまりました!
まだまだ続く【山丸三】
次回山丸三③は、【真言密教】との関係性について独自に掘り下げます。
