Roots.3 【御嶽山】のルーツはどこ?

 【御嶽山(御岳山)おんたけさん/みたけさん】は【金峯山寺きんぷせんじ】から全国各地に勧請かんじょうされているというお話をしました。
 言わば本家から、どんどん分家が広がっていった、、、といった感じで全国に普及しています。

 私は【木曽の御嶽山おんたけさん】と深く関わっているので、【御嶽山】という文字を見たときに、親近感が湧くとの同時に、すごく安心します。
「あなたはどこの【御嶽山】出身ですか?」と聞きたくなってしまうんです。

 前回紹介した、東京青梅市の【御岳山みたけさん】もかなりの規模の霊山ですので、そこからまた勧請された山があったりします。
 【木曽の御嶽山おんたけさん】も、【おう御嶽みたけ】と呼ばれ、独自の道を歩き始めます。どんどんビッグネームになって、本家から独立したという立ち位置かもしれません。

 間違いないのは、
 「全ての【御嶽山(御岳山)おんたけさん/みたけさん】のルーツは【金峯山寺】の【金剛蔵王権現】である」
 ということ!
 大きい括りで考えると、【御嶽山(御岳山)おんたけさん/みたけさん】の出所はみんな同じなんです。

 とは言っても、やはり大好きな【木曽の御嶽山】出身だとわかると嬉しいものです。
 最近はわかるようになってきました。

 ある山に登ったとして、【御岳山】と書いた石碑が建っていたとします。その山から【木曽の御嶽山】が見える場合はほぼ、「木曽の」御嶽山出身で間違いありません。
 他にも、その山が「木曽の」御嶽山と関係する山だった場合も同じですね。今後紹介していきます。

南木曽岳の【御岳見守り地蔵】
木曽の御嶽山を向いている
鷲ヶ峰にある石碑【御嶽神】
これも木曽の御嶽山を向いている

 それでもわからない場合があります。例えば、私の住む群馬県のとある公園の一角に、稲荷神社があります。そこには小さな祠がたくさん置いてあるんですが、その中にも【御嶽山】と書かれた石碑がポツンと建っていたりします。

こんなところにも「御嶽山が⁈」

 このように【御嶽山】という文字で悩んだときは、
どこ出身??と考えるのはやめて、大好きな【木曽の御嶽山】と
遠く大和(奈良)の【金峯山寺】にある【金剛蔵王権現】を思い浮かべて、手を合わせることにしましょう。

結論まとめ
・全ての【御嶽山(御岳山)おんたけさん/みたけさん】のルーツは【金峯山寺きんぷせんじ】の【金剛蔵王権現こんごうざおうごんげん】である

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