榛名山の山体の一つ、修験の山である御嶽山地方霊場【相馬山】へ
御嶽山の痕跡を探しに行きましたので、ご紹介します。
まずは登山口はこちら
https://maps.app.goo.gl/sPr9MuSc3wRoodiq5
黒髪山神社(鳥居)〒370-3348 群馬県高崎市
近くに大きい駐車場もあります。
見つけた御嶽山の痕跡は
【霊神碑】
【摩利支天尊】
【御嶽山群馬中央講 参道整備記念碑】
【八海山大神】
【普寛霊神】
【三笠山刀利天神】
【御嶽山大神】
以上です。
今の登山道は、山頂の西側尾根から伸びていますが、昔は南の尾根からつながっていいたようです。
南の尾根を下りて、南東方向へ行くと、【黒髪山神社】の里宮があります。
つまり、榛東村の黒髪山神社から参道として相馬山山頂の奥宮へつながる道があったと言うことです。
相馬山東麓では、毎年四月八日に梵天を持って、竹法螺を吹き鳴らしながら相馬山に登拝し、帰りに花を折ってくる民俗が古くからありましたが、幕末以後はおもに御嶽講の人々がその担い手でした。御嶽講では、登拝の途中で御座を立てて、神意を伺いながら登拝したことが記録にも見えています。
『木曽のおんたけさん』より
現在は、登山道が崩壊したために山麓から登拝することはできませんので、榛名湖南側から登拝するようになり、民俗的な行事も行われなくなってしまいました。
現在、黒髪山神社から相馬山への参道があったとされる地域は、陸上自衛隊の相馬原演習場の敷地内になっています。
陸上自衛隊 相馬原駐屯地
https://maps.app.goo.gl/goGvVY94EEpv8pgv5
〒370-3503 群馬県北群馬郡榛東村新井1017−2
一般人は入れないため、私が仕事の伝手で得た情報ですが、演習場内には表参道があった形跡が残っています。
そもそも「相馬原」と言う名前が、相馬山の参道を物語っていると思います。
以下は写真案内です。
詳しい案内は下記も参照ください。
御嶽山地方霊場🐾⛓️相馬山 / SpaceQueenさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
駐車場から、見えてる鳥居が相馬山の入り口です。正面の山が相馬山です。
黒髪山神社の鳥居正面が登山口です。
相馬山登山道の案内があります。
一段と古い鳥居が続きます。なだらかですが雰囲気あります。
さっそく御嶽山を感じさせる【霊神碑】があります。
15分ほど歩くと鳥居が見えて分岐に着きます。
分岐にはまず【摩利支天尊】
「参道整備記念 御嶽山群馬中央講 講元 高橋敏彦」
しっかり山丸三が彫られていますね!
この先から急に傾斜が出てきて、いよいよ修行道に入ります。
相馬山のトンガリ核心部へ、いきなり急登です。
御嶽講と相馬講、大先達の行者石碑が二つ並んでおります。
次は【八海山大神】ですね。
修験道らしく、鎖や梯子がかけられています。
お山の主役と言うべき【普寛霊神】の石碑です。
こちらは何の像かわかりませんでした。個人的には【不動明王】か【日本武尊】かと思います。
距離は短いですが、岩もゴロゴロです。
かなり目立ついい場所には、、、
【三笠山刀利天神】ですね。やはり【三笠山】特別感あります。
そして山頂部へ。
鳥居をくぐります。
【黒髪山大神】と祠が鎮座しています。
相馬山山頂です。そんなに広くはありませんが、奥社と石碑が並んでいます。
少し休憩スペースもあります。
黒髪山神社の御由緒
御嶽山の石碑を奥の方に見つけました!
【御嶽山大神】と一緒に【猿田彦大神】や【不動尊】の名前も読めました。
その他、祠や仏像が奥ゆかしく並んでいます。
山頂の直下にも石碑がたくさんあるようです。
今は廃道になっているようですが、気になりますね。
私の居住地や職場と目と鼻の距離に、【御嶽山】の痕跡があったとは!?
驚きと同時に、お山のご縁に感謝します!
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